パッケージ情報
| パッケージ | ピン数 TO-CAN (NDS) | 2 |
| 動作温度範囲 (℃) 0 to 0 |
| パッケージ数量 | キャリア 50 | TRAY NON-STD |
LM317HV-MIL の特徴
- 最高60Vの入出力電圧差
- 1.5Aの出力電流
- ライン・レギュレーション0.01%/V (標準値)
- 負荷レギュレーション0.1% (標準値)
- 80dBのリップル除去(標準値)
- 内部的な短絡電流制限保護
- 過熱保護機能
- 0℃～125℃の動作温度範囲
LM317HV-MIL に関する概要
LM317HV-MILは可変の3端子正電圧レギュレータで、1.25V～57Vの出力電圧範囲で1.5A以上の電流を供給できます。出力電圧は、2つの外付け抵抗だけで設定できます。LM317HV-MILは標準のトランジスタ・パッケージで供給されているため、取り付けや取り扱いが簡単です。
LM317HV-MILには電流制限、熱過負荷保護、安全領域保護などの過負荷保護が搭載されているため、デバイスにブローアウト耐性があります。過負荷保護回路は、調整端子が接続されていない場合でも、常に完全な機能で動作します。
デバイスが入力フィルタ・コンデンサから6インチ以上離れていない限り、通常はコンデンサ不要です。6インチ以上離れている場合には、入力バイパス・コンデンサが必要です。過渡応答を改善するため、より大容量の出力コンデンサを追加することもできます。調整端子をバイパスして、非常に高いリップル除去率を実現することもできます。これは、標準的な3端子レギュレータでは実現困難です。
レギュレータはフローティング状態で、入力から出力への差動電圧のみを受け取るため、入出力電圧差の最大値を超過せず、出力からグランドへの短絡が発生しない限り、数百ボルトの電圧の電源でもレギュレート可能です。
調整端子と出力の間に固定の抵抗を接続すると、LM317HV-MILを高精度の電流レギュレータとしても使用できます。調整端子をグランドに固定すると、電子的なシャットダウン機能を持つ電源を作成でき、この場合は出力が1.25Vにプログラムされるため、ほとんどの負荷がわずかな電流しか消費しません。